ジャスミンティーのおすすめ銘柄3選は?選び方や効果も紹介!

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あくまで優しく、包み込んでくれる香りが、スゥーッと鼻から頭の先へ抜けて行き、一瞬でリラックスさせてくれる花の香り。

爽やかで優雅な香りの「ジャスミンティー」の好きな方は多いですよね!

筆者も中国茶にハマるきっかけになったのがこのジャスミンティーでした。

中国語では茉莉花茶(モゥリィホアチャ)と言います。

今回は、中国茶では「花茶」に分類されるジャスミンティーについて、中国茶歴20年の筆者がその種類や楽しみ方を紹介します。

 

ジャスミンティーのおすすめ銘柄3選をご紹介!

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ジャスミンティーはジャスミンの花、もしくは葉を乾燥させて作られていると思っている方が多いようですが、これは勘違いです(笑)。

実際はベースとなるお茶の葉に、ジャスミンの花の香りを吸着させることで作られています。

つまり、あくまでもお茶の葉であって、花やその葉ではないんですね。

高級茶はかなり注意深く手間暇かけて作られていますよ。

ジャスミンティー加工用に最も適している緑茶は早春に採取加工され、その後ジャスミンの花のシーズンが来る夏まで慎重に保管されます。

そして、ジャスミンティー加工用に最も適している花は、夏と夏の終わり(7月から8月)に収穫されたもので、収穫と同時に花の香りを保管していた茶葉に移す作業を行います。

夜間手摘みにて採取したジャスミンの花のつぼみのみ(まさに開きかけが最も香しいからです)を使用し、完全手作業にて「燻花」と呼ばれる香り付け作業を行います。

 

燻花(シュンホァ)とは?

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「燻花」とは、広げた茶葉の上にジャスミンのつぼみを撒いて香りを吸着させ、一晩置いた後に手作業で全てのつぼみを取り除きます。

高級になればなるほどこの「燻花」の作業を繰り返し行います。

日本で通常スーパーや百貨店で売られているものは、ほとんど「燻花」を1回実施しただけのものが多く、ジャスミンの花がたくさん混入しているものがほとんどです。

花をわざと混入して、香りを残しているんですね。

また、粗悪品には香料で香り付けをした物もあるようです。

中国では一部を除き基本的に高級ジャスミン茶には、ジャスミンの花は入っていません。

4回から7回も燻花を行い、花は全て丁寧に取り除かれてから出荷されています。

花茶のなかでも特に人気を有するジャスミンティー、市場にもさまざまな商品が流通しており、ティーバッグや茶葉タイプはもちろん、ペットボトルタイプの商品も多く扱われていますので、お手軽に楽しむこともできますよね。

ですが、高級茶葉の商品は基本的に茶葉で売られています。代表的な物を紹介しておきますね。

 

茉莉龍珠

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茉莉龍珠は新芽とその下の茎の部分をボール状に揉んで丸めたかたちになっており、細かい毛を纏っています。

お湯を注ぐと、コロコロと湯の中で回りながら跳ね回りますが、段々とほぐれて2枚の芽の部分とその下の茎の部分が表れてきます。

長めの耐熱グラスでお湯を注ぎ、香りと同時にそのほぐれて行く様を鑑賞して優雅な気分に浸ったりしますよ。

筆者の飲む割合の一番大きなジャスミンティーですが、味は丸くて甘味を感じ、後味にもこの甘味が舌に長く残るとっても美味しいお茶です。

 

茉莉環茶

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茉莉環茶はその名の通り、茶葉をくるくるっと環に巻いた形をしており、少し大きめの葉を使用しています。

これは中国南部に生育する大葉種の茶葉の芽の部分を使用しています。

ですから、新芽の部分を使っていますが、茶葉は大きめです。

筆者の飲んだ感じでは、通常のジャスミンティーより味が濃い目でコクがありますね。

これは大葉種の茶葉の味だと思います。

長く抽出すると渋みが出ますので、急須等から毎回注ぎ切った方が良いと思います。

 

茉莉散茶

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茉莉散茶(碧潭飄雪(ビィタンピャオシュエ)や銀針(インシン))は、散茶形式なので見た目に緑茶そのままですが、初春の新芽の部分のみを使った細い茶葉です。

丸めたりしておらず、他の緑茶と見た目は変わりませんが、もちろんその香りはジャスミンの優雅な芳香を発しています。

高級茶葉でも少量ジャスミンの花が混入しているものがあります。

筆者の飲んだ感じでは、流石に最高級の初春の新芽のみを使っただけに、清々しく甘味の多い味で、丸い甘味が最後まで下に残って味わい深いです。

そして丁寧に燻花されているのが分かる程、深く優雅な香りに一瞬で癒されます。

ロンググラスでお湯を注ぐと茶葉がジャンピングして上下に対流するのが楽しいですよ。

ただし、散茶は長く淹れると渋みが出てきてしまいますので、早めに飲み切ってお湯を注ぐようにお奨めします。

 

ジャスミン茶葉の選び方は?

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これら高級茶葉は、全体として新芽の部分をカットや粉砕をせず、そのまま使用しているので、苦みや渋みが無く、甘味の多い丸い味のお茶です。

つまり、美味しいジャスミンティーを購入する際の基準としてはこうなります。

①燻花を何回行っているか?最低4回以上(4回で基本的にOK)
②茶葉がカットや粉砕されていない、新芽の細く短い状態かどうか?

茶葉を購入する際のヒントにしてくださいね!

 

ジャスミン茶の効果は?

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ジャスミンティーの優しく優雅な香りに癒されるのはなぜでしょうか?

香りによるリラックス効果は、アロマが人気なようにとっても癒されますよね!

視覚や味覚、触覚と違って嗅覚は右脳に直接働きかけることが証明されています。

ジャスミンティーの香り成分は「ベンゼルアセテート」と言い、ダイレクトに右脳に届き、優しく包み込むような優雅な香りが一瞬でリラックスさせてくれるのです。

また、このベンゼルアセテートは女性ホルモンバランスを整える働きあるそうですよ。

 

ジャスミンティーはどんな料理に合うの?

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高級茶葉のジャスミンティーは、もちろん単体でその香りと丸く甘い味を楽しむのが最も良いですが、お茶請けとしてはそれらの特徴を邪魔しないナッツ類やドライフルーツが良いでしょう。

そして、実は大抵の料理には合います。

基本が緑茶ですので、これは不思議ではありませんよね。

香りでリラックスしつつ、美味しい料理を優雅にいただく事を是非楽しんでください。

そして、ペットボトルで売っている事から分かる通り、ホットでもアイスでも美味しいので、夏は冷やしていただくのも爽やかで良いです。

 

まとめ

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如何だったでしょうか?

中国の南部広域で特に広西省や福建省の福州地方、台湾でもたくさん作られているジャスミンティー。

日本でも沖縄でさんぴん茶と言う名前で飲まれていたりして、お馴染みです。

良い香りと甘い茶葉の味わいは女性を中心に人気がありますね。

料理にも広く合うので、飲まれる方も比較的多く、知らない人はあまり居ないのではないでしょうか?

今回は、ジャスミンティーとは?から始まって、高級茶葉の本当のジャスミンティーの味わい、飲み方やお茶請けに至るまで紹介しました。

あなたも是非香り高い本格ジャスミンティーで癒されてみてはどうでしょうか?

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